2018年9月25日火曜日

ブラヤモリ

今年も帰ってきたのか、子孫なのか、全く別なんかは知らんが、蚊の駆除に現れた・・・今年も我が家をブラヤモリ。

梅雨の時期には車庫に二匹いたが、暑さをやり過ごして帰ってきたか?

家森さん

夜な夜なやってクル・・・結構動くが逃出すコトもナク、ガラス越しにナデナデしても怯むことはナイが、鳥が怖いのか、網戸の外には出ようとはしない。

毎年来るってコトは、虫がイッパイおるってことの裏返し・・・

同じ個体なのかは不明だが、毎年見掛けるとカワイイ。

2018年9月12日水曜日

往路があれば、復路もある

米子駅の改札を朝8時半に入場し、再び長旅を始める・・・

また8時間も電車に乗ると想うと、少しゲンナリ・・・暇人の時間潰し。

ただ逆に進む・・・8:39発の『とっとりライナー』に乗車・・・米子始発なのに、この中途半端な発車時刻・・・意味はあるのか?

往路は姫路-鳥取間で“特急ワープ”を利用したが、鳥取からの各駅停車区間がしんどく感じ、同じ特急に乗れるのに「鳥取まで長過ぎ」とヒヨって倉吉駅(特急始発駅)からワープを使う。

ちなみに、出費が1,450円増えた・・・

・・・カード決済なので、痛みが一ヵ月後にくる。

居酒屋メシの連続でスッカラカンになって、外食不能で滞在最終日の夕食はホテルでイオンお惣菜だった。


えらく反射する・・・

姫路からは米原行きの快速を利用・・・急ぐ必要は無かったが、特急を降りたら対面にスタンバっていて、座れそうだったので最後尾(トイレ付車両)に乗ってしまった。

姫路の次は明石・・・その明石で一見して“明らかに変わった人”が乗ってきた。

『女装の老人』

白髪交じりの背中まで伸びた長髪に女性物のブラウスにパンツ・・・パンプスも履いていたが、明らかに面長の男性老人・・・小振りの手提げカバンも女物。

声は出さずとも、一斉に乗客の心ががザワツク。

そして、挙動不審・・・命名:『明石の魔女』・・・バレーボールではない。

乗降口付近に立っていたのだが、立ち位置が落着かず、何故かトイレに何度も入る・・・そして次の加古川で降りたかと想ったら、車両を変えただけらしく大阪の手前で電車の走行中に最後尾に戻ってきた。

・・・再び、ザワツク。

あからさまに写真を撮る乗客までいた・・・プライバシーもヘッタクレも無いが、気持ちは解る。

しかし、まぁ・・・『癖』である・・・犯罪者ではない。

いや、あの人は「恥かしいけど本当の自分を晒している」だけなのか?

ある意味、勇気はある・・・電車と謂う『大人数の密室』で出す処がおかしい気もするが、自ら人目に触れる明るいトコロに出た。

こっちはTVの中でしか視ない『女装家』を初めて生で、化粧もしてないであろう老人がしているのを見たワケで、もう車窓の景色なんて目には入ってこない。

そして京都駅で本当に降りていった・・・

・・・確認の意味で、車窓からホームを歩いているその老人を見送った。

当人が降りてからも「なんで京都?」「京都に何しに来た?」「見間違いか、ホントは老婆か?」と想像の『?』が止らなかった・・・止まらなかったので、この電車の終点である米原駅で下車後、一応、車掌に報告した。

若い女性の車掌さんだった・・・上記の内容を話すと「一日に一人ぐらいは見ますよ」と軽くあしらわれた。

今の若い子には『フツー』に存在するものなのかも知れない。

時代は変わっている・・・あの人が先鋭的で、オレが遅れているんだ。

まぁ、お陰で長くツラい筈の姫路-米原の二時間半は飽きるコトなく、不思議な生き物を見たザワザワが止らず、眠くならずに過ごせた。

たまに外の世界を見るのもイイ・・・

・・・いろんな人が生きているコトを知る機会になった。

自分は凡人だなと思う。

追記:今回の旅で西日本の残った処は、高知と長崎と大分だけになった・・・東は、東北が全部ガラ空き・・・でも、東北は遠いし、そもそもJRが日本海側しか繋がっていない。

・・・18きっぷの旅には、厳しい。

飛ぶとカネ掛るし、フェリーは一日分の移動時間の浪費。

新幹線の並走は、何処も彼処も『三セク』・・・全部、新幹線が悪い。

2018年9月8日土曜日

巨大ドライブ・イン

以下、人其々の印象が有りますので、私の感覚と評価が絶対ではない事を予め、御理解下さい。

島根県安来市にある『足立美術館』を拝観しました・・・

海外での評価が高い庭園を有する、高名な美術館であります。

山陰本線のJR安来駅から無料送迎バスもあり、車が無くても来館が可能ですし、ツアーの外国人観光客も観光バスで来館する、集客に注力している。

・・・たぶん松江城に来ていた外国人もコースとして回ってくるのでしょう。








非常に管理の行届いた庭園で私の来館中も庭師の方々が手入れや掃除を一生懸命されておられました。

・・・でも、奇麗でありながら自然の立体感が希薄。

「のぺっ」とした印象・・・塵ひとつ無い、人工物。

美術館の展示物もよい物である事には変わりないのですが、最高と謂うよりは良品・・・横山大観以外の作者の代表作は無い・・・其れだけでも観に行く価値がある物は、少ない。

地方と東京や京都の世の最高が集まる美術館との比較自体が酷だが、考え尽された企画と質と量で「これでもかっ」と畳掛ける『濃厚さ』が無い。

・・・期待し過ぎましたかね?!

『足立美術館』をメディアなどの露出で前面に置いた、記念品やお土産を買える大きなドライブ・イン・・・あくまでも、私個人の印象と評価です。

あぁ・・・完全にDisってる。

入場料:2,300円は寺や神社の『拝観料』的・・・お店としては『基本料金』・・・美術館内に3つあるミュージアム・ショップと駐車場から美術館までのお土産屋と軽食屋さんで稼ぐ・・・「なんか買うやろ」と謂う『門前町の商形態』・・・銘物でもあれば、成立する。

『ホントに往きたい場所』なら、あそこまでの巨大な駐車場も必要ない。

土産物産業を持込む必要も無い。

お店や入退場口の人員の多さに「人件費、大変そう」とか「維持費が莫大そう」と他のトコロに気がいってしまう・・・支出が多いと純粋に「美術品と庭を観て」と云うより、其の周辺を『産業化』せざるを得ない。

ほぼ何処の美術館でも企画展でも買っている図録は、今回は買っていません・・・もっと作者を絞り作風を掘らないと、濃さは生まれない。

山陰を盛り上げようと頑張っているのに、残念・・・

松江城で見た観光バスで送込まれる外国人のツアー客は満足させられても、私は貪欲に『無二』を求める。

2018年9月5日水曜日

国宝『松江城』

おもてたんと、ちがうぅ・・・大声のチャイナで溢れとる。

・・・おまえら、姫路にでもいけやッ‼

手前の道路から何十台もの観光バス・・・降りて来るの、全てチャイナ・・・お城に入って天守前の芝生まで、ほぼ99%、チャイナ・・・日本語が聞えてこない。

ザワザワ、混雑するデパートの如し。

築城は、愛知県大口町出身の堀尾 吉晴が慶長12年に着手し、其の後、没したため、二代の忠晴が慶長16年に完成させた・・・明治政府の廃城令に対しては、松江の有志が買取って城を守った。

馬留と中櫓

馬の水飲み場

二の丸の石垣

太鼓櫓の石落し

石落しの真下




南多聞櫓と一ノ門

付櫓からの松江城・天守

付櫓から天守を見上げる

付櫓の入口で下足袋を整理しているオバチャンに「いつもこんな感じ?」と訊いたトコロ、「今日、100台来るよ、(午後)2時までに・・・」とウンザリ気味だった。

・・・でも、チャイナにカネの代りに魂を売ってしまったんだから、もう遅い。

しかし、城内では“形勢逆転”・・・

チャイナは有料(ツアーと別料金)の天守には数人しか登って来ません・・・アレが押し寄せたら維持できん・・・大切な国宝が壊れ放題になる。

鉄砲狭間の外

鉄砲狭間の内

鉄砲狭間の内

付櫓の瓦



華頭窓

北・あんまり見えないけど、松江北高

南・宍道湖を望む

最上階への階段

二階部分の梁

芯柱













江戸期の鯱

天守地下の井戸

井戸の内側、暗くてピントが合わず

地下の芯柱


下見板張りと芯柱

よく見る松江城

東側・付櫓から松江城

南側

南側・破風と石垣

破風と鉄砲狭間

天守土台石垣




付櫓


水の手門址・上


水の手門址・下

堀には屋形船の遊覧船

ドコの子かは知らんが、顔ハメに収まる

顔ハメの子に「お前、足軽だぞ」と教えてやりたい・・・傷付くだろうか?

チャイナが居なくなると、平日だったのでホントに片手で数えられる・・・松江藩十八万六千石(彦根藩と同じ程度)の縄張りも広くて、堀も大きく風情のある静かなお城です。