2014年10月31日金曜日

期待がカラマワリ

阪神があっさりヤラレてしまった翌日、日銀が政策決定会合に於いて追加緩和を発表した。

当然、両者に関連性は全くナイ・・・

多少、阪神が勝った方が、関西方面の方々と自分は嬉しかった。

長期国債やETF・REITなどの金融資産の購入に当てる資金を20兆~30兆円ほど増額する決定・・・当然、ドル/円は円安に傾き、株価は700円超も高騰した。

同日、年金資金の運用に関わるGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人・・・長ったらしい)の国内株式に振り分ける運用割合を、約12%から25%へ倍増させる事を厚生労働大臣が認可するらしいと云う報道も流れた。

カブセた・・・ってこたぁ、ワザトかぁ?!

どうやら“経済状態のヤバさ”を政府も日銀も認めたらしい・・・

消費税の増税の決定にも影響を与えるであろう政策が、立続けに決められたのだから、此の経済状況の中で本気で増税するのかもしれない。

たった2年前、円高で企業が仕事を海外に移す中、世の人々はデフレの中で円高の利益をそこそこ享受されていたのに、政権交代による政策転換で円安に振れた影響を被った・・・真逆に振れた形だ。

輸入に頼って成立っている国が、自国の通貨価値が下がる・・・

・・・物価は上がるに決まっている。

所得がついて来なければ、苦しいだけになるし、なっている。

自分もそうだが、結果、買い控えが起こるか、安モノに走る・・・

不況だと言うのならば、原因は円安と金融緩和が所得の増加に結びついていない事であるのは、明白だ。

同じ政策を増幅させても、一過性の効果で終ってしまうコトは、分かりそうなモンだ・・・消費税の増税を決めるまでの効果で良ければ、意味は有るだろう。

しかし、増税しても、経済が好転しなければ、ナンの意味は無い。

株だけ騰がっても、実態が改善して庶民まで潤わないと、スグ失速して、同じコトの繰り返しになるし、其の裡に打つ手も無くなる。

心配なのは、最近、安倍ちゃんが空回り気味なコトだ・・・

肝心なのは、国民を極度の不安に陥れないコトだ・・・さもないと、副作用で回復より先に死んでしまう。

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