2013年7月19日金曜日

デトロイト市が財政破綻

所謂『経済先進国』と呼ばれる国や地域からの“製造業の国外流出”が顕著になって久しい・・・

言わずもがなの“自動車産業の生産拠点”は、中国を主とする東南アジア地域・・・“安く造った輸入車”を国内で売って稼ぐビジネス・モデルは、当然の戦略として一般化してしまった。

・・・当然、自国内の工場は閉鎖に追い込まれる。

念仏のように『競争力』と謂う言葉が、処構わず発せられる・・・

自国の産業を守る為の“通貨安競争”も『競争力』を維持する一環で当り前に行われている昨今ではありますが、傾向は変わりません。

そんな状況下での破綻・・・市民は驚く事さえない。



負債総額は約180憶ドル・・・警察や消防などが機能不全に陥り、年金支給も滞る・・・当然、治安は最悪・・・コトが起こって通報しても、到着は1時間後・・・大人しく待たずに、逃げるよね?!

デトロイトは大都市のイメージがあるが、180万人だった人口が70万人にまで落込んだ。

半分以下・・・廃墟の街になってしまった。

7年前、日本でも夕張市が破綻した・・・炭鉱の閉鎖による人口流出やその穴埋めをしようとレジャー施設への過大投資が原因・・・未だに『財政再建団体』の指定から脱していない。

破綻してしまったら、再建は困難・・・

栄華を極めた街にも「盛者必衰の理」は当て嵌まってしまう。

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