2012年3月10日土曜日

あれから一年

もう365日が過ぎた・・・時間が経つのは早いが、元通りには程遠い。

あれを見たのは、鹿児島の錦江湾のフェリーの上・・・客室のテレビの中の光景が何処なのかも分らず、陸に波が押寄せるのを眺めておった。

・・・其の時の第一声は「はぁ?!」である。

兎に角、信じられないコトが羅列され、垂れ流される・・・

起こったコトは知っておっても、実感も無ければ、感慨もナイ・・・旅館のテレビを見て「今年はダメかも・・・」と漠然と思った・・・一瞬で、仕事も生活も不安でテンコ盛りになった。

立続けに原発の事故・・・またテレビの中で原発の建物が吹っ飛ぶ様が映る。

心は重くなるが、対処法もナイ・・・“弱り目に祟り目”とはコノことだ。

全てが悪い方向に進んでおるコトは理解できるが、この先どうなるかまでは実感がナイ(・・・其の後の想像を超えた放射能の影響には、愕然とする)。

そもそも、そんな日に旅行なんぞしておってイイのかとも思ったが、来てしまったし、帰りの飛行機が飛ぶのかさえも判らない・・・取り敢えず、旅程をこなす。

「スゴイことになった」としか言い様もなく、実際の凄まじさは知らず仕舞い。

知識として知っておるだけ・・・

結局、心に引っ掛かりながらも何もセズ、今日に至る・・・小さく巻き込まれただけで、自分の国で起こった事でも、当事者意識は皆無に近い。

テレビと写真で情報は得られるが、周りも自分も変わった実感はなかった・・・

・・・此処では誰も死んでないし、以前よりも地域の劣化が進行した気がする。

行政用語になった『絆』は空しい・・・

一年前のブログを読み返す・・・コレと同じようなコトが書かれておって、“自分が成長もしてなければ、人生観も然程変わってナイ現実”にガッカリする。

・・・自分でも恥ずかしい。

前に進まねば・・・また同じコト、書いてたりしてね・・・来年を待てっ!!

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