結果を受けての感想

7月10日に行われた参院選の結果を以て、憲法改正の発議要件の一つである国会議員の2/3を満たす、所謂『改憲勢力』が議席を得るに至りました。

しかしながら、此れはあくまで「要件の一つを満たしただけ」に過ぎません。

自民党の草案を叩き台にするならば、修正はあるにせよ、国民投票に掛ける事が出来たとしても、否定的な結果となるでしょう。

先ず『自民党の草案』は、憲法として掲げるには酷い内容である。

・・・比較するならば、現行憲法の方がよっぽど善いッ‼

現行憲法の成立ちに疑問を呈する前に、現行憲法を超越する内容と文言を備えていなければ、検討に値しないのではないでしょうか?

自民党の党是は『自主憲法の制定』だった筈だ・・・

『改憲』では本来、不十分・・・しかしながら、現行憲法を破棄して新憲法を制定するなんて、其れはソレで気が遠くなる話だ。

次に“冷静な議論がなされる環境下”に国民が置かれていない。

オリンピックが終わるまで待てないだろうけど、待つべきです。

国民的行事の高揚感に紛れて、姑息な手段で手続を進め、煮え切らない議論の過程で国民投票まで行けば、其の後の国民感情は政治（為政者）に対して不信を抱くでしょう。

・・・国全体が、暗くなる。

そうでなくても、オリンピック後は“祭りのあと”で景気も感情も下り坂でしょう。

憲法は国民に歓迎され受け容れられるものであってほしい。

喩えが悪いですが、聖徳太子が発布したとされる『十七条憲法』も、明治維新を経て富国強兵と世界の一等国を目指し発布された『大日本帝国憲法』、第二次大戦の敗戦を経た後に発布された『日本国憲法（現行憲法）』・・・其々の環境は違えど、国民にとっての指針であり、誇れるものであったと思う。

・・・周知可能な層は、違いがありますね。

飛鳥時代は国の体を成していない気もしますが、少なくとも国を暗くするものではなかったでしょう・・・想像です。

先ず以て『憲法は、国の全ての根幹』であります・・・

10年かかってもイイから、揺るぎないほどの議論を尽くして戴きたい。

ただ、安倍ちゃんは信用していない・・・ちんぷんかんぷんな理由をつけて消費税の増税を延期したヒトだから・・・アノ人が降りてからでイイよ。

あと一言・・・

アベノなんとかって「・・・道半ば」とか連呼してますけど、もう終ってますよ。

国民が覚めてますから・・・ダレも踊らなくなって、金融政策や補正予算が効いてない・・・ほかのコトしないとダメね。

任期があと二年で、変化が無いと危うい。

・・・残念ッ‼