2014年12月14日日曜日

ショパンの心臓、再調査

欧州では古来より王族を中心に身体と心臓および内蔵を別々に埋葬すると謂う習慣が存在しております。

当然、権力者のみの習慣です・・・一般市民は、土葬です。

有名な話しでは、ハプスブルグ家(オーストリア・ハンガリー帝国の皇帝一族)の埋葬方法が、其れです・・・心臓を銀の壺、内臓を銅の壺、身体は棺に分ける・・・と、元東大の解剖学者・養老 孟先生が解説しておられました。

・・・此の手の埋葬方法が現在も行われているのかは、知りません。

キリスト教に於いては、教会の権威を流布する為の方法のようです・・・

・・・身体でなくても『聖骸布』などを安置されておる教会が、数多く存在します。

仏教でも『仏舎利(お釈迦様の骨)』が、仏塔に安置されておりますね・・・元は同じ宗教ですから、似たようなトコロはあります。

言わずと知れた、ピアノの名手・・・

ショパンの場合は「超有名人だったから」でしょう・・・あとは『祖国の誇り(象徴)』だったから、心臓だけでもポーランドの帰ってきて欲しかったのかなぁ・・・と、彼の周囲が望んだのだと想像できます。

調査風景・・・ナニが解るんでしょう?

ショパンは、39歳(? ・・・諸説あり)の若さで逝ってしまいました・・・死因は肺結核だと言われてます・・・場所はパリなので、身体はパリに埋葬されています。

心臓だけはポーランドの教会の柱に安置されておりましたが、其処に落着くまでも曲折があったそうです・・・祖国に埋葬してホシイとだけ遺言したが、具体的な埋葬場所は指定して無かった。

・・・そもそも、ホントにそう遺言したのかな?!

死んでから165年が経っても心臓をイジラレル、不快・・・

コノ調査に関わった方が祟られてしまえば、ダレも二度と触りたくなくなる。

日本人の感覚では、ショパンの曲をピアノで弾いてあげれば供養になりそうですが、異文化の習慣は計り知れない。

ワシは、灰にして頂いてOK!!

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