沖縄に初上陸してスグ、中城城を汗だくで撤退・・・そこから壷屋焼組合の製土工場に御邪魔した。
見学と謂えば、見学・・・偵察と謂えば、そうも採れる。
他県の同業者からすれば、かなり行政からの支援が厚い・・・そう感じざるを得ない・・・いろんな名目で補助金が下りて来る印象を受ける。
羨ましくて、指を咥えてしまいそうだ・・・
・・・我ながら、賤しい人間だネェ~。
壷屋焼の特大シーサー
シーサーがイッパイある・・・趣もあって、雰囲気もヨイ。
組合の理事長さんに事務所の二階に通され、暫し歓談・・・「沖縄には『陶器商』はほぼ存在しない・・・お土産の業者さんぐらい」・・・また「ほぼ、直販・・・観光客が、窯元の販売店まで買いに来てくれる」など仰られた。
・・・また指を咥えてしまいそうだ。
産地として、此の状況を真似する環境整備は、我が方には不可能に近い。
翌日、読谷村の陶芸村『やちむんの里』を訪問する・・・何故か、最初にガラス工房が現れる。
夏は死にそうだなぁ・・・
ガラス工房の隣が、理事長さんの陶器工房・・・訪問したら理事長さんが不在で、隣接のギャラリーを視察・・・羨ましい。
待ってる間も観光客が、続々とやって来る・・・
・・・理事長さん登場後、工房内を見学させて頂いた。
広い工房・・・
・・・シーサーが並ぶ
成形途中・・・耳がナイと、ヘルメットみたいだ
ダレぞが「蹴ロクロを見せてくれ」と理事長さんに頼んだら、快諾して下さった・・・此の方のホスピタリティーは、恐ろしいほどだ。
ご無理、言いました・・・申し訳ナイ
全然、挽けてねぇ・・・そんな簡単に出来るワケがナイよね?!
コイツ(ダレぞ)は年がら年中、講釈ばかりで見苦しい。
ねこ・・・コノあと、逃げられた
読谷村では、皆で焚く所謂『共同窯』が3つある・・・掟として「3つの共同窯のウチ、1つに属していないといけない」らしい・・・欠員がナイと、移住は出来ない・・・基本、村からの借地で、賃料は格安ッ!!
組合の形態が、かなり違う・・・此の地では、仕事を勝手に始められない。
・・・ワシらの組合では“利権”を感じないが、外の組合には感じてしまう。
理事長さんが属する『次郎窯』へ案内して頂いた・・・
わかり難いが、かなり大きい・・・
窯元に割り振られた部屋
各窯元に割り振られた部屋部屋の中・・・2㎥程度か?!
見学してたら、窯の㎥単価を訊きたくなった・・・賤しいなぁ。
隣の窯『読谷山窯』も、連房式の登り窯・・・立派な瓦屋根付き・・・台風の通り道だから、当然だ。
・・・アノ大きな人が、普通に見える
柱の数だけ部屋がある
エンゴロも壷屋焼・・・熱には、弱い
丸太だが、コレで焚くらしい
最後の3つ目『北窯』・・・コレも連房式で、年に4回も焚くらしい・・・ペース、早っ!!
・・・そんなコトしたら、睡眠不足で死んでしまう。
理事長さん・・・怖いぐらい、親切
そういえば、理事長さんの工房で『パッションフルーツ』を御馳走になった・・・人生で初めて食べた。
・・・コンナ“南国フルーツ”が、フツーに庭に生っておる。
すっぱくて、美味しい
此の地を視察して、正直に感じたままを言葉にする・・・指を咥えるどころではナイ・・・此の地の窯焼は、私めからは『セレブ』にみえた。
ほぼ商人を相手にするコトは無く、作っただけ売れる・・・しかも、お客が買いに来てくれる。
夢の現金収入・・・左手に団扇。
・・・でも、生活してると、ハブがいそうで怖い。
『沖縄紀行』・・・まだ、つづく。
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