極上の批評

大学に入ったばかりの暇な空き時間・・・居場所が無くて、よく図書館に行って雑誌を読んでおりました。

友達もそんなにいなかったし、暇が潰れなかったから・・・

・・・其処でナンの気なしに手に取った雑誌が『広告批評』だった。

其の頃はまだ“世間もモノも知らないタダの若いニイちゃん”だったので、ＴＶで視たり世間の作られた流行りモノにフラフラとついていった・・・そうしないと不安だし、友達も出来ないヤツだった。

丁度“バブルの全盛期”で世もチャラチャラしておって、雰囲気は浮かれてた。

・・・ワシも便乗して浮かれておった。

26年前の雑誌・・・まだあったよ

そんな浮かれた世の中を“チョッと斜に構えて批評するカッコ良さ”を説得力のある文体から感じてた・・・なにより新鮮で、発行日が楽しみになった。

浅いなぁ・・・

ホントはアンテナ張りまくって、身を賭して、命を削って批評してたのにさぁ・・・

ウワベだけしか感じられなかったバカな若者だったんだろうが、其れでもチョッとあのカッコイイ文章が自分の思考や身体や手に乗り移ってくれたかなぁ・・・そうだったら、ウレシさ至極。

もう読まなくなって久しいが、廃刊したコトは知っていた。

10月20日、天野祐吉さんが亡くなられた・・・20日って、発行日なんだよね。

僕は物書きでもナンデモナイが、自分を作り上げる事を助けてくれた島森さんも、天野さんも逝ってしまった寂しさがある。

・・・遠い存在であっても、尊敬してました。

もう芯を喰った“極上の批評“は読めない・・・寂しいと同時に、遣る瀬無い。

豪雨の中、『第9回 渥美半島ぐる輪サイクリング』に出走ッ!!

朝5時5分に起床・・・雨音で気付いてはいたが、昨日からの雨は止んでない。

むしろ、昨日より激しいなぁ・・・

まぁ、でも・・・『約束』は約束なので、チャンと起きてコーヒー淹れてパンをカジって、疑いながらも着替え等の準備をする。

・・・身が入らん。

コンナ天気なので「・・・行くの止めよっか?!」の電話が入っても良さそうなものだが、全く掛かってはコナイ・・・ソウコウしておるウチに、御迎えの時間になった。

・・・御迎えは、時間通りにヤッテ来た。

しかも、全身あの自転車乗り特有のサイクルウェアを着て、帽子まで被って・・・ナンのヤル気を見せるのか・・・意味がワカラン。

其処から ケ：「・・・行くの?」 友：「一応、行かんと・・・」 ケ：「・・・どうせ行っても、中止やら?」 友：「向こう（現地）は晴れとるかも知れんやら?!」 ケ：「雨降っとるし、今日の午後まで止まんてッ!!」 ケ：「・・・でも、行っても雨やったら、どうせ乗らんやら?」 友：「小雨やったら決行って、パンフに書いてあるッ!!」と押し問答する。

*ケ：自分　友：一緒に行く友人

パソコンで天気予報を見せるが、行く気が無くならないらしい・・・

一生懸命に練習したヤツが言うなら未だしも、一番練習しないヤツがソレを言う・・・練習誘えば、ダダ捏ねるクセにねッ!!

ナンカ理不尽やなぁ・・・

・・・タダの『イベント好き』だな。

渋々、車に乗っる・・・道中、主催者からの『中止のお知らせ』を期待し、確認するが・・・中止の掲載はナイ。

多治見から高速に乗って、豊橋まで来たが雨は止んでない・・・

スタート地点の田原市の公園に着いても同じ・・・ワシは未だDNSで構わんと思っておるのに、他にも結構バカなヒトがイッパイいた。

其れを見た友達は、大興奮・・・気が触れたように横で声をあげて笑っておる。

痛いヒトビト・・・総勢500人弱かなぁ・・・悲壮感はなく、だいたい笑っておる。

死ねとばかりに『自転車だらけの水中戦』・・・開始ッ!!

流石に『蔵王山の山登り』は削除され、約70kmに短縮・・・雨がショッパイ・・・瞬く間にズブ濡れになる。

海岸沿いもキッチリ走る・・・

・・・自転車のオイルが剥がれて、キシキシと音がする。

途中のエイドポイントでは、用意されたパンやバナナが余って食べ放題・・・でも、汗も出ないし、水分は雨で補給済み・・・寒いので、早々に漕ぎ出す。

伊良湖に着いた頃から、雨の激しさが増す・・・顔に当る雨粒がイタイ。

此処まで来たら諦めはついてるし、あとは帰るだけなので・・・ゴールの暖かい豚汁を餌に漕ぎ続ける。

ゴールの受付して、豚汁・・・オカワリ3杯・・・身に沁みる。

やっぱDNSがイッパイいて、ゴールでまたパンとバナナを配っておった。

今回は全行程、写真ナシ・・・そんな余裕はなかった・・・ネットで調べりゃ、ナンカ出て来るでしょ?!

・・・其の後、ラグーナの温泉に直行ッ!!

入場の券売機とジュースの自販機に濡れた千円札が拒否られる・・・自販機に至っては、吸い込んでおいて販売拒否ッ!!

水中戦でも、お金は濡らさない方がイイ。

曖昧が溢れる国

イキナリですが、私めは『アメリカ』が嫌い・・・

ナンデかって、ナンデも白黒つけたがるから・・・ナンデ其処まで決めなきゃイケナイのって、書いときゃなきゃイケナイのって、想うコトが多過ぎる。

まぁ、国が違えば、国民性も違うからシカタナイ・・・

・・・解決。

トコロ変って我が国『日本』は、曖昧さが溢れたイイ国デス・・・ナンテねぇ・・・想ってたんですが、そうでもナイかもと感じはじめた。

先日の『三鷹のストーカー殺人』をTVで視てても、「マタかよッ!!」って・・・同じコトが周期的に起こるような“デジャブな事件”が度々ある。

惨いコトです・・・この前に、長崎でもあったなぁ。

ナンデか、考えてミタ・・・

・・・責任取らないんだよね、ダレもがね。

関係しちゃったら、責任なんざぁ取らされるの嫌に決まってますけど・・・

改善されるのにも、異常に時間が費やされる・・・『横浜の踏切事故』も何処其処を改善します、されましたって話しは、一向に出てコナイ。

ストーカー事件も同じ感じ・・・危ないコトが判ってるんだったら、自分で身を守れよってコトかなぁ?!

よく日本のワイドショーで「アメリカでまた銃の乱射事件」とか云いますが、ヒョっとして日本も同じなんじゃナイかって・・・何処でもナイフぐらい買えるし・・・人相見て売らないお店なんか無い・・・「コレから人を殺します」って、自己申告するヤツもいやしない。

警察に相談しても、対応は一律・・・事件になったら、謝るだけデス。

延々と『負のスパイラル』が続く・・・今後、対応が変わってくるのかなぁ?!

変わってホシイねぇ・・・

関係者の方々は皆、プロなんだから、善い方向に一歩でも奨めて頂きたいと、強く想いますデス。

こう謂う事が起こり始めたのって、いつからだろう・・・『クレーマー』とか『リベンジ』って言葉が氾濫し始めた時分からか?!

・・・嫌な言葉だ。

ブツヨク、沸騰中ッ!!

ブツヨク・・・其れは、宇宙のように果てしない。

最近、来年モデルの発表が相次いでおります自転車業界・・・その中に、私めの物欲をくすぐる、否・・・コイツは、確実に昂らせております。

しかしながら、為替の影響で“値上げの秋”・・・

下のモデルは、福沢サンが60枚以上・・・10万上がった・・・買えない。

そこへ心をヘシ折る残念なお知らせ・・・ホイールとコンポは、セットでナク別売り・・・×2ぐらいかな・・・新車の軽自動車が買える値段はするんだろうね。

オォ～ッ、苦しい。

手が届かないから、燃える・・・しかも超軽量で、悪魔の“機材ドーピング”・・・誘惑が止まらない。

かっちょイイ・・・『LOOK695 AeroLight Mondorian』

・・・けど、ヤッパ買えない。

コイツは注文したからって、スンナリ来ないしねぇ・・・3ヶ月待ちは当たり前デス。

LOOK（メーカー）は、四年周期でモデルチェンジしておる・・・ッてコトは、予想として来年にはフルモデルチェンジかなぁ・・・と、勝手に想いを馳せる。

妄想は続く・・・カネも掛らん。

無くても死なないが、そう謂うモノほど脳裏に突き刺さる。

哲学の問題

さて、問題です・・・

踏切の内側で、ヒトが倒れています・・・電車が迫ってくる中、あなたが助けに入らなければ、確実に目の前のヒトが亡くなります・・・助けに入ったあなたも、同じく危険な状況に陥ります。

何も確実なコトはありません・・・貴方は踏切に中へ入りますか?

今週、ずっと報道されております『横浜線の踏切死亡事故』・・・勇気や行動力が輝る行動ではあります。

それでも、デス・・・

どのTVを視ても賞賛の嵐で、市民からの献花や政府からは紅綬褒章まで戴くそうですが、救助に入ったヒトが亡くなったコトばかり取り上げられて、「此のまま、終わっちゃうの?!」って想うワケです。

ヒトが亡くなっておるワケです・・・

・・・其れには原因があるワケです。

何処でも踏切事故はヨクあるし、死亡事故にも繋がり易い・・・改善策が出てコナイ・・・ッてコトは、また同じコトがあるワケです。

・・・良いワケがナイです。

今回の件を大々的に報道したからって、其の場にスーパーマンでも現れない限り、また尊いハズの命が亡くなるワケです。

勇気と行動力があっても、死なせてはイカン。

仮に此の件以降、勇気と行動力がある方々が増えたとしても、ただ『不幸の連鎖』になるだけじゃないの?!

其れは、ダレも望まないコトなハズ・・・

原因究明と現状の改善が、尊い犠牲に報いる唯一の方策であると想う。

危険に飛び込むコトが、最善ではナイ・・・事件にしないコトが、最善であります。

追伸：別に此の件でワシの心が洗われて、善人になったワケではナイ・・・絶対、見殺しにするタイプのままです。

消費税増税が決定

アベちゃんが、地元・長州藩をひきあいに出して会見をしてます・・・

・・・アル意味、今日は“記念日”です。

財政再建や国債の信任の為にはやらざるを得ないと解ってはいても、ヤッパリ嫌なもんです・・・増税はね。

最高に上手くいっても、赤字国債がコレ以上増えない程度のものでしょう・・・

・・・でも、やらないと、普通に破綻します。

よく「年金生活者が、苦しくなる・・・」とかTV報道されますが、年金生活者は“国の借金と共に成長してきた世代”であり、ナンダカンダ云っても今現在、年金として社会保障の恩恵を享受できております。

片や、コレから大人になったり、生まれてくる子は・・・言わずもがな、デス。

放たれた矢が空を切って、増税だけがヒットすると、また景気が沈む・・・ソレじゃ、ガッカリですねぇ?!

・・・こんなコト書くと当たってしまう。

吉と出るのか、凶と出るかの丁半博打・・・イヤでもみんな巻込まれます。