久し振りに『本業』について投稿する・・・
一応、断っておくが、ちゃんと仕事はしている・・・ボチボチとやっている。
新年から状況が変化・・・昨年末でウチの商品の鋳込成型を請負ってくれていた外注さんが仕事を終えられ、年明けから自社の作業場で自ら行うコトとなった。
親の代から携わって頂いた外注のオジサンには、感謝の言葉しかナイ。
しかし、シンドイ事を自らが背負わないとイケナクなったのも事実・・・
以前から限定的にやってたのだが、急に仕事量が増加・・・でもって、在庫も尽きてきたので、やったコトも無いモノにも手を出さざるを得ない。
其の中でも『イワナの骨酒』の製造過程は、ちゃんと教わらないでやってミタたら、エライ目にあった・・・準備段階や途中の工程さえ分からなかった・・・外注のオジサンの苦労が身に沁みてワカッタ。
お陰で、自転車にも乗らずに電話もナイ作業場に籠って仕事をしているから、作業は進むが運動不足気味だ。
兎に角、『鋳込』はタイヘンなのだ。
コンナ不安定に立てるのだ・・・
作り手の工夫には、感動さえ覚える・・・自分で考えて石膏型を立てようとは思わない・・・意外性のオンパレード。
創意工夫とは、こう謂うコトなのだろう・・・
・・・細い部分がゲタ(棒)に挟まってる
ちょっと石膏型を削って、幅を合わせてある
また、作業場が狭いので、半分に分けて泥漿(原料の土を泥状にしたもの)を空けないと、作業は進まない。
慣れない作業は、疲れる。
・・・型から出して、穴を開けた状態
だいだい、一通りの失敗はした・・・型を落したり、泥を鋳込んだら型が開いたり・・・型が減って、またおカネが掛るコトとなる。
まぁ、命を取られたりはしないので、大したことではナイ・・・
コレを年間1,000個ばかり作るだけのコト・・・多少、気はオモイ。
・・・初めてにしては、上出来か?!
自分で作ってみると、以前の(=オジサンが作った)モノがどうして壊れたり切れたりするのかが判るようになって、手抜きは出来ない。
工程にも、いちいち納得できる・・・
焼いて出てくるまでは油断ならぬが、此処まで出来れば、あとはいつもと同じ・・・外注も自社成型も違いはナイ。
・・・手間は掛るが、コレが仕事だ。
仕事なので、辞めるまではヤルしかナイのだ・・・要は、時間が掛ろうが、出来るまでお客さんを待たせればイイだけのコト・・・『注文生産』とは、申し渡してある。
其の裡、「またかぁ・・・」と諦めるに違いない。
お客もちゃんと十分な在庫持って商売すれば、迷惑は被らないワケで・・・
相手が欲しい物なら、少しぐらい待たせてもオトガメはナイだろう・・・かえって、有難味が増すのかもしれない。
完全な、驕りだな。
注:弊社のお取引先各位に於かれましては、諸般の事情により、的確な在庫確認と早めの発注が肝要かと存じます。
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