サッカーの日本代表は強くなった・・・
・・・20年前よりはね。
その進化は著しいが、強豪国の更なる強化も進んで其の壁は破られていない・・・むしろ『差』が再び開いているか、進化の鈍りさえ感じられる。
本日、6月から開催されるロシアW杯の出場選手の候補が発表となった。
しかしながら、私には理解できないし、共感する処も少ない。
何故なら、未だに「(過去の)実績が・・・」とか「代えが効かない」などの理由でベテランを重用する日本の体質に変化はない。
「テスト・マッチの結果が思わしくない」と、ワザワザ招聘した経験豊かな外国人監督を解任し、「1%でも勝てる確率を上げる」と意気込んだ日本人監督の選手の選考は4年前と半分しか変わっていない。
最大の問題は『育成が上手くいっていない事』であって、ハリルは其の最大の被害者である・・・責任転嫁も甚だしい。
代表の選考結果は、不可解極まりない・・・
今般、選出を果たした選手の中には、ケガをして試合をほとんど熟せずコンディションが上がらない、所属チームではベンチ外、前任監督が代表への招集を見送っていたベテランを金ピカの『過去の実績』だけで選出され、本当に「本気で1%でも勝つ可能性を上げたいのか?」と首を傾げてしまう。
たぶん現状のままでは試合に出ないし、此れ以後は代表も引退するだろう。
常識的に考えて、どんな選手でもケガもすれば、調子にも波がある・・・
・・・そんなに代えが効かないのなら、選手層は極薄である。
ケガから復帰した選手は、直にまた再発する可能性は高いし、所属チームで調整も出来ていない選手が目を見張るような活躍を見せる筈も無い。
たった4試合程度のテスト・マッチで戦力を整えられるのだろうか?
そもそも、代表での指揮経験が無い西野さんに気持ちの余裕はないだろう。
草サッカーや小学生では無いのだ。
国同士が威信を賭けて戦う真剣勝負で、情を挟んだ選手が勝つ事だけに集中できるものだろうか?
もし西野監督や代表スタッフがその手腕やスカウティングによって本気で勝とうとするならば、実績のあるベテランを乗越える為に決して大きくはない可能性に賭け、日本を飛出し、欧州のトップ・リーグでなくとも試合に出られる確約も無い海外のチームで出場機会を得るため必死になって練習し、チームに馴染むよう努力を継続し、言葉を覚え、試合で経験と実績を積み、レギュラーとして定着した若者に、なぜチャンスを与えなかったのだろうか?
ただヒトツ、善いトコロを挙げろと言われれば、選手はやらないといけない立場に追込まれた・・・監督交代の発端が『選手の不満』であるならば、尚更だ。
しかしながら『日本人のメンタルの弱さ』は、追込まれるからこそである。
・・・何故か諺通りに窮鼠はネコを咬まない。
いつまでも過去に縛られているから、日大のアメフト部や高校サッカーでも『根性論』や『忍耐論』、プレーでのミスに対する『連帯責任』が未だに横行している・・・そんなものが指導論に擦り替っているのが、日本の現状である。
『東京』までは、どのスポーツも競技力を向上させようと努力とカネを惜しまないだろう・・・
しかし、あからさまに国の人口が減り、競技人口が減り、競技力が減退し、アジアですら簡単に勝てなくなってから「こりゃ、駄目だ」と諦めざるを得なくなる。
もう既に若者の人口はピークの半分以下だ。
若い選手の不確かな可能性と根拠のない自信に賭けられない国や競技の代表チームが、進化を続けられる筈が無い。
中田 英寿、然り・・・
小野 伸二、然り・・・
・・・出場登録さえなかったが、南ア大会の香川 真司もそうだった。
数少ない聡明な指導者が将来を見据えた、その次に代表の柱になるであろう若者を期待を込めて選出していた。
過去に縛られたまま、未来への希望は持てない。
近い将来、必ずそのツケが回ってくるに違いない。
あらためて想う・・・岡田さん、あんたスゲーよ・・・全部ちゃんとデキてたもん。
・・・20年前よりはね。
その進化は著しいが、強豪国の更なる強化も進んで其の壁は破られていない・・・むしろ『差』が再び開いているか、進化の鈍りさえ感じられる。
本日、6月から開催されるロシアW杯の出場選手の候補が発表となった。
しかしながら、私には理解できないし、共感する処も少ない。
何故なら、未だに「(過去の)実績が・・・」とか「代えが効かない」などの理由でベテランを重用する日本の体質に変化はない。
「テスト・マッチの結果が思わしくない」と、ワザワザ招聘した経験豊かな外国人監督を解任し、「1%でも勝てる確率を上げる」と意気込んだ日本人監督の選手の選考は4年前と半分しか変わっていない。
最大の問題は『育成が上手くいっていない事』であって、ハリルは其の最大の被害者である・・・責任転嫁も甚だしい。
代表の選考結果は、不可解極まりない・・・
今般、選出を果たした選手の中には、ケガをして試合をほとんど熟せずコンディションが上がらない、所属チームではベンチ外、前任監督が代表への招集を見送っていたベテランを金ピカの『過去の実績』だけで選出され、本当に「本気で1%でも勝つ可能性を上げたいのか?」と首を傾げてしまう。
たぶん現状のままでは試合に出ないし、此れ以後は代表も引退するだろう。
常識的に考えて、どんな選手でもケガもすれば、調子にも波がある・・・
・・・そんなに代えが効かないのなら、選手層は極薄である。
ケガから復帰した選手は、直にまた再発する可能性は高いし、所属チームで調整も出来ていない選手が目を見張るような活躍を見せる筈も無い。
たった4試合程度のテスト・マッチで戦力を整えられるのだろうか?
そもそも、代表での指揮経験が無い西野さんに気持ちの余裕はないだろう。
草サッカーや小学生では無いのだ。
国同士が威信を賭けて戦う真剣勝負で、情を挟んだ選手が勝つ事だけに集中できるものだろうか?
もし西野監督や代表スタッフがその手腕やスカウティングによって本気で勝とうとするならば、実績のあるベテランを乗越える為に決して大きくはない可能性に賭け、日本を飛出し、欧州のトップ・リーグでなくとも試合に出られる確約も無い海外のチームで出場機会を得るため必死になって練習し、チームに馴染むよう努力を継続し、言葉を覚え、試合で経験と実績を積み、レギュラーとして定着した若者に、なぜチャンスを与えなかったのだろうか?
ただヒトツ、善いトコロを挙げろと言われれば、選手はやらないといけない立場に追込まれた・・・監督交代の発端が『選手の不満』であるならば、尚更だ。
しかしながら『日本人のメンタルの弱さ』は、追込まれるからこそである。
・・・何故か諺通りに窮鼠はネコを咬まない。
いつまでも過去に縛られているから、日大のアメフト部や高校サッカーでも『根性論』や『忍耐論』、プレーでのミスに対する『連帯責任』が未だに横行している・・・そんなものが指導論に擦り替っているのが、日本の現状である。
『東京』までは、どのスポーツも競技力を向上させようと努力とカネを惜しまないだろう・・・
しかし、あからさまに国の人口が減り、競技人口が減り、競技力が減退し、アジアですら簡単に勝てなくなってから「こりゃ、駄目だ」と諦めざるを得なくなる。
もう既に若者の人口はピークの半分以下だ。
若い選手の不確かな可能性と根拠のない自信に賭けられない国や競技の代表チームが、進化を続けられる筈が無い。
中田 英寿、然り・・・
小野 伸二、然り・・・
・・・出場登録さえなかったが、南ア大会の香川 真司もそうだった。
数少ない聡明な指導者が将来を見据えた、その次に代表の柱になるであろう若者を期待を込めて選出していた。
過去に縛られたまま、未来への希望は持てない。
近い将来、必ずそのツケが回ってくるに違いない。
あらためて想う・・・岡田さん、あんたスゲーよ・・・全部ちゃんとデキてたもん。
0 件のコメント :
コメントを投稿