2015年7月16日木曜日

結論を急ぐ必要はナイ

現在、夜9時・・・BSフジの『プライムニュース』を視ている。

出演者は、自民・民主・維新の衆議院議員の方々・・・

其の中で、自民党の小野寺五典(選挙区:宮城6区・元防衛大臣)の発言として「東日本大震災に於いて、国民の為にあれだけ働いた自衛隊を『憲法違反』と判断する憲法学者が、国を守るための有事法制を『憲法違反』と云うのは、おかしい(正確な表現は、多少違う)」と宣われた。

そもそも、論旨がオカシイ・・・二つの事柄を無理やりクッ付けただけの、幼稚な発言に感じた。

言わずもがな、自衛隊の隊員は『国家公務員』である・・・

彼等は命令や要請があれば、覚悟して任務を遂行してくれるものと、私も他の大多数の国民も信じている。

或る意味、国会議員よりも国民からの確かな信頼を得ていると思う。

『国会議員』とは名目上、国家公務員であり、国民の代表であり、憲法を順守すべきである・・・と、私は考えるし、そんな事を私如きが言わなくても方々は理解しておられると思っている。

立法府の人間が憲法違反の法律を打立て、自衛隊を危険地帯へ送る・・・

政治家は正面切っての『憲法改正』は怖くてやりゃしないのに、憲法違反の解釈や法規を振りかざすワケだ。

しかしながら、最悪の結果が待受けようとも、彼等は身を賭して危険な任務に従事するだろう。

小野寺議員に問いたい・・・東日本大震災で被災した少年・少女が、自衛隊に感謝し、尊敬し、大人になって自衛隊員になり、其の隊員を有事の渦中に放込み、命を落とすような事態となったなら、貴方は何と言う?

そうなった場合、遺族にとっては国に家族を奪われる事となる。

二重の苦しみだ・・・どう向合う?

災害派遣とは違い、スコップを持って現場に赴く訳では無い事案に於ける法律を決めようとしているのだから、慎重であって然るべきである。

自衛隊員は、国会議員の駒では無い・・・

・・・国の大切な要であり、財産である。

自衛隊員は、きっと「憲法で認めてもらいたい」と想っておることだろう・・・「国を守りたい」、「国民の役に立ちたい」と志を立てても、「存在自体が、憲法違反」などと言われては、立つ瀬が無い。

口には出さなくとも・・・そうでないと、誇りは持てない。

尊厳を以て彼等を迎えるにあたって、先ず必要な事は『憲法改正』し、誰であろうと「自衛隊は、憲法違反である」などと言わせない事だ。

国民の理解が無いのに、勝手に決める人を国民の代表とは言い難い。

『良識の府』では、是非にも『衆議院の解散』を促して頂きたい・・・

何時ぞやの『消費増税の延期』などと謂う嘘っぱちの大義より、確実に国の根幹を変革する重要事案であるからだ。

地合が悪そうなのでヤラナイとは思うが、油断はしてないZッ!!

0 件のコメント :

コメントを投稿