2015年4月12日日曜日

薄墨桜Ride

存在は知っていても、遠くて行かない処もある・・・海外・国内に限らず、名所旧跡に往く行為にソソラレナイ処もある。

無論、県内に於いても・・・当然、(旧)根尾村なんぞに行こうとはしない。

生来の岐阜県民なので、小4ぐらいで習った記憶は有る。

どちらかと謂えば「地震が発生して、断層や隆起した地面が保存されてる」のは覚えていたが、初詣は愚か、花見にさえ興味を示さない人間には、遠い存在だ。

車で往けば、道中の渋滞必至・・・

・・・実際に往ったら、想像を絶する地獄だった。

当然ながら、車ではイカナイ・・・バカなので自転車で行った・・・目的地であろう処までの一本道、10㎞以上ある渋滞の列を横目にスルスルと抜けて行った。

結果、自転車で行って良かった・・・

先ず、ヒトの数の凄さに圧倒される・・・

・・・大絶賛の満開だぜっ!!

桜の老木を観るためだけに、こんな辺鄙な山奥に、コレだけの人がやって来る・・・写真には一部しか写ってナイが、駐車場からの人波を含めれば、村の人口を越るだろう。

当然、露店はドコも繁盛していた・・・

此の賑わいに、只今絶賛渋滞中の車に御乗車の方々が足されるワケだ。

近影・・・ちょっとツッカエ棒が痛々しくもある

『薄墨桜』の品種は江戸彼岸桜で、巷にバラ撒かれおるソメイヨシノではナイ。

・・・大島桜に接木されたクローンでは無いのだ。

コノ老木を生かす為の労苦には、敬服する・・・部分的にTVで視ただけでも、偲ばれる・・・怖い仕事だ。

『薄墨桜の死』は、誰も受け入れてくれない。

今回は友人のリクエストに応えたのだが、元来の人混み嫌いで、写真を撮ったらスグに退散した・・・腹が減ったコトの方が、我々には大問題だった・・・車で来た人達と違い、自転車で来たバカには、食事を摂る・摂らないが生死を分ける。

・・・ペダルを漕いで帰らなくてはイケナイからね。

可児スタートで根尾まで70km・・・帰りは道を変えてショートカットして60km・・・合計約130km・・・達成感は有るが、自転車乗りはやっぱりアホだと思う。

今日、同じ様な境遇の人間が何十人もいた。

・・・でも、渋滞に嵌るよりは充実していたと確信してしまう。

だんだん目的地が遠くなって、ちょっと怖い今日此の頃・・・しかし、斯うして走れる裡が『華』だ。

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