2021年3月25日木曜日

e-tax してみた

 例年通りの紙申告だと青色申告控除額が55万円に減額(基礎控除は38万→48万円に増額)された・・・マイナを取得した行掛りで、電子申告といふものをしてみんと欲す。

締切が去年の9月の「電子申告の承諾申請」を2月に知って、出してないので税務署でパソコン申告しても控除は「55万円」・・・なので、家でパソリ申告。

ケチはしつこいのだ。

結果、終着地点まで行けたのだが、魂抜かれるほど時間がかかった。

「・・・来年もやるか?」と聞かれたら、「嫌」と答える。

そんな心境にさせられた。

先ず、知らないと作業が進まない・・・『製造原価の計算』は『仕入』とは別に打たないといけない・・・会計ソフトは『製造に係る原材料仕入』は仕入と別に打つ必要はない、また仕訳時に『製』が前についた『(製)原材料仕入』に分類して貸借対照表も仕入はごっちゃにならないが、e-tax は月別の売上表に金額がまとめて出てくる。

なので『仕入』と『(製)原材料仕入』は、全部打ち直し。

『減価償却費の計算』では、古い昭和の「10万円以下で取得した資産」は受け付けない・・・この場合、「雑費で減損処理する」(・・・税務署員はそう言った)か、減価償却費に足して減損するかの二択になる。

どうせ資産額は「1円」なので、面倒なだけ・・・

そもそも「10万円以下の資産」がナゼ表に載ってしまっているのかは、「昭和の税理士さんが載せっぱなしにしたから」が原因で、本来は導入年度に『消耗品』で一発計上すべき。

しかし、去年まではそれで通っていた。

税務署員はデータ受けるだけでe-tax しないので、すんなり説明できる人はいない。

予行演習がてら税務署の二階の作成コーナーで紙とデータ打込みと両方やったが、二年目の新人ちゃんは失礼ながら使い物にならなかった。

一昨年もそんなで、分離課税用の第三表の記入はほぼ知らなかった・・・地方税に至っては「なんか、戻ってくるらしいですよ」と言出し、「書かなくても、大丈夫」と返答した。

後日、市役所の税務課に電話して還付してもらった。

・・・そんなのが、二年連続した。

その割に「パソコンで打った方が簡単ですよ」とかほざくから、イラつく。

所詮、税務署員は申告者の立場で申告書をつくった経験はほぼ無いのだ・・・e-tax の説明も「ナビダイヤルのヘルプセンターに電話してくれ」で、税金ケチりたくて面倒なソフトへ打ち直ししてんのに、電話代が嵩んで困る。

・・・で、順番待ちは回ってこない。

ナビダイヤルの順番待ちは金取られて御預け状態。

今月の電話代、みたくない・・・ほぼ今日の出費。

e-tax て10年前からあるはずなのに説明できんとか、それでいいのか?

試験に合格してて賢いハズなのに・・・

ただ、電子記帳で済めばプリンターのインクと膨大な紙は必要なくなる・・・特にインクは高いから、そこは金銭的に優しい。

紙も邪魔だし、其の点は有難い。

できそうなトコロで戻ってデータ保存忘れるとか、そんなんばっかで最後は虚無の心持・・・修行だ。

最後はベテランみたいに早かった・・・

・・・鍛錬すると、そうなる。

兎に角、来年は紙だ。

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