2018年6月20日水曜日

まさかの勝利

絶賛開催中のロシアW杯・・・

6月19日のロシア連邦・モルドバ共和国の首府サランスクでGL:H組の日本代表は、同組の南米コロンビアと対戦し、勝利した。

W杯開幕前の僅か二ヵ月前での監督交代と直前のテスト・マッチの連敗で劣勢が予想されていたが、其れを見事に覆した。

パラグアイには勝ったけど、大概の予想は変わらなかった・・・

劣勢予想も当然と謂えば当然で、FIFAランクは日本が61位、コロンビアは16位・・・監督はJFAからのオファーを蹴った、知将ぺケルマン・・・ブラジルではハメス・ロドリゲス(バイエルン・ミュンヘン)にコテンパンにやられ・・・4年前には骨折でいなかった屈強なFWファルカオがいる・・・もう「日本が勝つ」なんて言ってるヤツはバカにしか見えないぐらい、堅い予想。

相手がコケないと、勝てない・・・

・・・で、コケた。

先ず、スタメンにハメスがおらず、ケガの事前情報は本当だった。

天敵、消えた・・・光明。

開始早々の3分、何を油断したのか、香川が相手DFの裏に蹴った浮き球に1TOPのFW大迫が反応・・・DF引き摺りながらのシュートはGKに阻まれたが、追っていた香川がこぼれ球に反応、シュート・・・このボールを相手DFカルロス・サンチェスが故意に手で阻んだ。

サルでも判る、一発レッド&PK献上・・・

・・・VAR(ビデオ判定)、必要なし。

このPKを香川が決めて、ほぼ90分を一人少ないコロンビアと戦うアドバンテージを得る。

・・・結果的には、退場が最後まで効いた。

しかし、日本の想定に『相手の退場』は無かった様で、自分達がボールを回せる状況でも正直、モタついていた。

案の定、前半のうちに追いつかれた・・・

39分・・・長谷部とファルカオのPA前の競合いで反則を取られ(誤審?)、コロンビアにFK・・・壁を作るも、飛んだ壁の下を抜かれ、GK川島も反応遅く(予測ナシ&ポジション悪い)で、同点ゴールを献上。

川島・・・若い頃の反応は無いし、安定感に欠ける。

GKは中村(または東口)でイイと思うよ。

原口は守備に追われ、乾もパラグアイ戦ほどのキレ無く、香川の前半の後半は消え、長谷部はDF・・・落着いてボール運べるのは、柴崎 岳(ヘタフェ)のみ・・・DFのミスは少なく、特に吉田と昌子のコンビは安定・・・今迄になく、良い。

コロンビア、一人少ないので“長友のウラ”は突けない・・・右の足早いの代えてくれたし、ファルカオへのサポート遅め。

日本も攻めきれず、逆襲喰らう・・・ハンデ戦の様相・・・メリット無い感じ。

後半、無理に攻めず、回す・・・柴崎、巧い。

大迫のポスト、身体が強い・・・酒井 宏樹(マルセイユ)、決定機2本外す。

59分・・・キンテロに代えてケガのハメスを入れる・・・ペケ監督、何考えとるかワカラン・・・焦っとるんかな?

70分・・・香川≫遅い本田・・・身体がキレてる武藤じゃない。

73分・・・CK獲得、本田が蹴る・・・大迫、ヘディング競り勝って、Get ゴール‼

柴崎、負傷・・・80分、蛍と交代・・・回せるヤツいなくなった、次戦以降が心配。

本田、パスミス目立つ・・・大島でイイじゃん、と思う。

85分・・・大迫≫ケガ人:岡崎・・・またキレてる武藤じゃない。

AT5分逃げ切って、ブラジルW杯での雪辱を果たす&アジア勢初の南米勢を本戦で撃破ッ‼

『大迫、半端ねえ』・・・トレンド入り・・・おめ。

ホントに大迫は半端なかった・・・今迄の日本代表の中でもポストプレーと個人の打開力は、傑出している・・・W杯で見た事ない。

あと、柴崎 岳の落着き・・・女優でなくてもホレる。

柴崎のケガが軽傷である事を願う・・・長谷部を欠いても蛍で事足りるが、もう柴崎のいない中盤を想像するだに恐ろしい。

あと柴崎に足りないモノがあるとすれば、『キャプテンシー』ぐらいか?

・・・マークごと、長谷部にもらえ。

閑話休題・・・

此処からは本筋と離れた別件である、関係性はある。

正直、私はハリルのW杯が観たかった・・・予選を勝ち抜き、自身の経験も踏まえた『策』が観たかった・・・ハリルの若手に切替えた選手選考も納得がいく・・・結果が出た今でも、みたかった。

いろんな判断に対して、選手に非がある訳では無い。

・・・目前の結果には称賛を惜しまない。

しかし、現JFA会長・田島氏の会見での説明は納得出来得るモノでは無いし、監督の責任を問うならば、同時に自身の責任を明確にすべきである・・・また元会長である川渕氏の軽はずみな言動(ツイート)はハリルへの敬意を欠いたものであり、年長者として、責任ある立場にあった者としての配慮に欠けると断じざるを得ない。

先ず、自身が作り上げた『学閥』を解体してから発言すべきだ。

今後、外国人監督の就任は、より難しくなる・・・

サッカー(フットボール)の中心は、日本ではない。

海外の人材は今後も必要不可欠で、特に『フットボール』を体感し、哲学を持った人材を監督・スタッフに招聘する事は有益である。

こう謂った件は、海外へも響く・・・

JFA並びに現会長の早期のハリル氏への謝罪を望む。

2018年6月18日月曜日

大阪北部地震が発生

大阪府北部(高槻・枚方・交野市近辺)で発生した地震が、朝の通勤・通学時間を直撃した・・・

震度は『6弱』

自分の家はカタカタと数秒揺れた程度だが、震度は『3』だそうだ。

TVの画面では交差点で通勤の姿が映されていて、大した事なさそうにみえたが、時間が経つにつれ負傷者や火災の被害、インフラの破損が報告された。

18日午後10時の時点で、死者3名・負傷者は300名を超えた。

悲しい事に9歳の小学生が、倒れたブロック塀の下敷きになり、別の場所でも小学生の通学を見守るボランティアのお爺さんがブロック塀の下敷きになって死亡した。

目立ったインフラ被害としては『水道管の破損』が数か所あり、水が噴出したり道路の陥没などを引き起した。

少ないながら火災もあったが、阪神・淡路の様に延焼に次ぐ延焼で街中が炎に包まれることは無く、発生後の被害の拡大は最小限にとどまった印象。

電車内やマンションのエレベーターに閉じ込められた方もいたようだが、適切かつ安全に対応されたようだ・・・鉄道は点検で午後まで止まっていたが、脱線などの事故は発生しなかった。

道路状況は不明ではあるが、目立った事故や破損は無い模様・・・

・・・市民も冷静である。

亡くなった方もいらしたが、被災地から離れた処から観察していると全体的には平静で、日常に戻るのも早そうな感はある。

最近、千葉でも地震が頻発しているし、中央構造線の近辺や熊本の様な派生した断層が地震を引き起している・・・意外に静かなのが東海地方で、そういう時こそ油断は禁物なのだ。

・・・昔、会社の同期が「神戸は地震とか無いでぇ」と言った途端、起きた。

自分にとっては、貴重な教訓。

ウチの横の坂道も通学路で、ウチのブロック塀の下を小学生が歩いている・・・ウチのブロックの下敷きで人が死んだりするのは見たくは無いし、そうなれば居た堪れない。

今日、そうなる前の善い機会を得たのだと思う・・・

明日にでも市役所に相談しよう。

2018年6月12日火曜日

カリアゲくん、ドナルドに会う…

『米朝』って聞くと、人間国宝の『桂 米朝さん』を思い浮かべるお年頃・・・

世界配信でカリアゲと金髪で漫才やっても数字は獲れん、ユーチューバーのネタみたいになっちまう。

カリアゲは高級ホテルに泊まったはイイが、全額シンガポール政府のおごり。

もう、ただのイベント・・・

『北朝鮮の完全非核化』とか『朝鮮戦争の終結宣言』が合意するなんて思惑が飛交ってましたが、「そっちの方向になったらいいな」的な合意文書に調印しただけで終了した模様。

ドナルドさんはアベちゃんがアメリカまで来たり、直前に電話で念押しされたり、手下がシンガポールまで監視に来たりで、「拉致問題、未だアルヨネ?」って空気作って、一応、言ったけど、カリアゲから「・・・ワカッテルッテ」とは返事は貰えず終い。

其の後のアベちゃんの会見では「言ってもらったから・・・」を強調し、濁す。

・・・それでイイのか?!

まぁ、アメリカの都合や目的からハズれた邪魔な案件を言ってモラッタだけでも「借り1だからなッ‼」って、なるよね?!

『拉致問題』は存在確認できても、解決には至らない。

今日のは、信頼構築までの『挨拶』程度・・・二国間で交渉窓口作らないと、拉致問題なんて複雑でややこしい問題は解決しないんじゃないかな?

やらんと想うけど・・・

・・・敵がいた方が視線がそっちに向くからね。

此処から日本の外交力と忍耐力、国としての総合力が試される。

途轍もなく長い、知力と妥協の戦いになる。

2018年6月10日日曜日

『悲劇』は繰返し、再び次の悲劇を生む

昨夜、新大阪行きの新幹線車内で乗客の男一名・女二名が被害に遭う『無差別殺傷事件』が発生・・・男性被害者が、命を失った。

女性2名も重傷を負ったが、命には別条がない模様・・・

事件の発生によって停車予定の無い小田原駅に停車し、警察によって犯人(容疑者)は、其の場で逮捕された。

車掌さんも事件発生直後には犯人と対峙し、説得に当たったとの事です。

犯人は、無職の22歳の男性・・・日頃から「自分には価値が無い」と親類に云っており、其れを参考に推察するに『自分の人生を悲観した犯人による道連れ殺人』的な動機だろうか・・・精神的に不安定であっても、身勝手である。

被害に遭われた方々には微塵の落ち度もない。

こんな形で命を落とされた方には言葉も無く、残念でならない。

しかし、こうした類の事件を起こした犯人は、事件の重大さは理解できるのだろうが、何故か其の場で自殺したりしない。

・・・コノ辺りは、海外のテロリストの覚悟と心持とは違うようだ。

奇しくも10年前の6月8日に東京の秋葉原で死者10・負傷者7名の被害を及ぼした『秋葉原無差別殺傷(通り魔)事件』が発生している・・・たぶん今般の事件の犯人は、秋葉原の事件を知り得ている、また其の日に照準を合わせていたとも想像できる。

どうしても我慢ならないなら、独りで死ねばイイ・・・巻添えは要らない。

こうした事件が起こる度、そう思う。

山で首を吊ろうが、海に身を投げようが、ビルから飛ぶ時にはなるべく深夜に下を確認してから、死んで親が悲しもうが、そうして欲しい。

閑話休題。

もうひとつの『悲劇』も哀れで悲しい・・・

今年の3月、東京の目黒区で当時5歳の船戸結愛(ゆうあ)ちゃんが、父親に殴られた後、救急搬送され、搬送先の病院で死亡が確認された。

警察の捜査から明らかになった事件の内容は、両親は1月頃から結愛ちゃんに対して十分な食事を与えず、栄養失調状態にさせ、病院にも連れて行かず虐待を与え続け、3月2日に肺炎による敗血症で死亡した。

両親は今年1月以前には香川県善通寺市に在住しており、児童相談所に二度保護されていた。

たぶん、面の割れた土地から逃げたのだろう・・・

両親の転居に伴い、虐待の情報は東京の品川児童相談所に引き継がれたが、結愛ちゃんに児童相談所の職員が面会できなかった・・・2月に父親が結愛ちゃんを殴ったとして傷害容疑で逮捕されている。

しかしながら、結愛ちゃんは保護される事無く、保護されたとしても二週間後に両親に還され、結愛ちゃんは虐待を受け続けた。

両親のうわべの反省で、制度上は二週間で還すらしい・・・欠陥である。

日本では『子供は親が育てる』の建前が優先されたり、親の権利が行政の強制力より優越的である・・・親の保育・保護能力はあまり考慮されない。

日本には、結愛ちゃんの件に限らず、幼児虐待が繰返される“土壌”がある。

・・・行政に強制権があっても、児童相談所が積極的に行使しない。

幼児虐待は、親が起こす・・・幼児は絶対的な受け身・・・行政が保護しないと改善はおろか、確実に子供の精神に傷が残る。

保護した子供を虐待した親に安易に還す事は、虐待を助長するに等しい。

よく「子供を愛さない親はいない」と言われるが、確実に「子供を愛せない親もいる」と社会が認識を改めないと、性善説ばかりでは事は改善しない。

子を愛せない親に還さないという行政側の認識と子供の積極的保護への改善が必要である。

以下に結愛ちゃんが書いたとされる親に当てた反省文を記す・・・

“ ママとパパにいわれなくってもしっかりとじぶんからもっともっときょうよりかあしたはできるようにするから もうおねがい ゆるして ゆるしてください おねがいします
 ほんとうにおなじことはしません ゆるして きのうぜんぜんできなかったこと これまでまいにちやってきたことをなおす これまでどんだけあほみたいにあそんだか あそぶってあほみたいだから やめるから もうぜったいやらないからね ぜったいにやくそくします ”

この文章をたった5歳の女の子が自分に向けて虐待を続ける両親に必死で許しを請おうと書いたのだ。

・・・母親が結愛ちゃんに無理矢理書かせたであろう事は判る。

それでも親は、結愛ちゃんを虐待し続け、挙句、殺した・・・

5歳の女の子が放り込まれた“生き地獄”は、自分には想像できない・・・地獄しか知らずに死んでいった結愛ちゃんが、不憫でならない。

起訴できる容疑は『傷害致死』か、『保護責任者遺棄致死』か、その程度だが、コレが『殺人』でなくて何なのだろう?

我々はこんな惨劇が起こる、そんな国に住んでいる。

正直、こうした事件は二度と聞きたくない。

今も同じ状況の子供は確実にいて、結愛ちゃんの事件を見た当事者はより深いアンダー・グラウンドへ潜む・・・

無差別殺傷事件もTVやネットで事件を知った別の精神薄弱者が、何年か後に『模倣犯』の様に事件を引き起こす・・・

全ては防げない・・・とは、想う。

そう想うなりに『悲劇を繰返す、悲劇を生む土壌』が改善される事を望む。