2020年1月2日木曜日

建築としての新国立競技場

天皇杯は神戸が初優勝でした・・・PKになりそうなの、何回か審判に助けられた感はありますが、結果は結果。

神戸があんなに粘り強い守備で頑張るチームだとは・・・他の選手がビジャの引退を優勝で飾りたい思いが伝わった試合でした。

ここからは新装開店直後の粗探しです・・・

前回も少し書いてますが、少し詰めていきたい。

ザハの宇宙的スタジアムを蹴って「隈研吾が設計を担当する」と聞いた私は、「竹で作るんか?」と少々、訝しげに受止めましたが・・・木です、当然です。

鉄筋コンクリートに箸をくっつけて並べたようにもみえます・・・

遠めにみてるとキレイです・・・

・・・近くによると粗い

デッキの裏のコンクリが粗い

ぐるっと一周巡って「監視カメラ多過ぎ」「エスカレーターは昇りだけ」だった・・・下りで将棋倒しの事故が起こるのが嫌なんでしょう、試合が終っても動かしませんでした。

横の通路がホントに全くない

横方向に20席ほどありますが、中央の席は入るのも出るのも一苦労・・・出す方もいちいち立って道を空ける・・・通路が無くてよく建築審査通ったな、災害が起こらない事を祈ろう。

昔、歌舞伎町の雑居ビルで火災が発生し、防火扉が閉まらず被害が拡大した経験を持つ東京消防庁さんは、どうお考えなのでしょうか?

眺望は圧倒的に三階席が良い・・・

サッカーやラグビー観戦の絶好の席は二・三層の最前列でしょう。

導線が縦にしかないので清掃作業とか、どうなんだろう・・・椅子が上がってれば問題ないか?

ただ基本的に「陸上競技場」です・・・『聖地』だとてサッカー専用ではない。

南側のコーナー中央に機材用ゲートがあったり、放送用(?)のデッカイ死地があり、一階席(天皇杯では自由席)は嫌です。

あと、通路が無いのに両手にコーヒー持って帰ってくるバカが沢山いました。

木材が使われているが、構造物でなく「鉄骨のカバー」

『全国47都道府県の気が使われている』が謳い文句だそうですが、構造的な使用目的でなく、鉄骨を覆っているだけで鉄骨に加重負荷をかける『錘』です。

たぶん木の方が先に朽ちるので、早めに撤去できるならそうした方が建物としての寿命は伸びそうですが・・・専門家の方、如何でしょう?


この様に使わなくていい所には使っていない

隙間が大き過ぎて、客席にも日光が入る

コレ、此れから行かれる方、注意した方がイイです・・・南側半分は全く気になりませんが、北側(JR千駄ヶ谷駅側)の席は昼間の晴れた日の今の季節で一時間以上は直射日光が当たって眩しくてグラウンドが見えません。

サングラスが無いとツラい、ダメ。

「風通しが…」という理由だそうですが、たぶん夏場はメッチャ熱い気がする。

あと写真はないですがトイレが少ない、足りない・・・ハーフタイムで帰ってこられない人、多数いました・・・ウンコかもしれませんね。

・・・本当に『隈研吾』かな?

「時間が無いので、コレでいいですか?」とお伺い立てて、名前貸しただけな気がする・・・根津美術館を設計した隈研吾が、アレ許すかな?

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